顧客・契約・物件・買い需要を、1つに
4つの情報を1つのポータルにまとめ、スマホからもすぐに見られるようにしました。
一番大事だったのは、お客様の買い需要を項目にすることです。エリア、予算の上限と下限、種別、面積、利回り、譲れない条件と妥協できる条件を、ヒアリングしながら決めました。照合まで見据えて項目を決めたことが、のちのAI照合につながっています。
首都圏の売買仲介・賃貸管理会社(社員20名、管理戸数1,500戸)
お話を伺うと、顧客・契約・保有物件・買い需要が、担当者の記憶と個別のファイルに散らばっていました。担当者が辞めたら情報が消える状態だったので、まずこれらを1つにまとめました。
顧客の住所と自社の保有物件を地図に出して社内で共有したい、売却済みの物件は自動で消したい、というご要望。外出先のスマホで見る使い方が中心なので、顧客と物件は同じ地図に重ねず、画面を切り替える形にしました。
業者から写真やPDFで届く物件資料を、自動で「売り物件」の一覧にしたいというご要望。どの資料から取り込んだかを後から追えること、取り込み日を残して古い情報を下げられることを条件に、項目は最初に届いた業者の帳票で決め、それ以外の情報は備考にまとめる方針で進めました。
売り物件が自動で溜まり、お客様の買い需要が項目になったことで、入ってきた物件を全顧客の希望とAIが照合し、案内文の下書きまで出せるようになりました。
売買仲介に続いて、毎月500通の収支報告書と送付、家賃の入金照合、賃貸・売買の契約書の作成にも広げました。
作る順番は、失敗しても影響が小さく、成果がすぐ見えるところから。AIの取り込みは10件、50件、全量と、実際の資料で読み取りの精度を確かめながら進めました。
これらの業務に、毎月500時間かかっていました。
今お使いのGoogle Workspaceの上に、5つの仕組みを順に積み上げました。新しいシステムの入れ替えはありません。AIの読み取りにかかる費用は、資料1枚あたり数円程度です。
4つの情報を1つのポータルにまとめ、スマホからもすぐに見られるようにしました。
一番大事だったのは、お客様の買い需要を項目にすることです。エリア、予算の上限と下限、種別、面積、利回り、譲れない条件と妥協できる条件を、ヒアリングしながら決めました。照合まで見据えて項目を決めたことが、のちのAI照合につながっています。
資料1枚(20物件)の入力 100分 → 20秒
物件情報はAIに思い出させず、取り込んだデータから差し込むので、間違った情報が案内文に混ざりません。これまで取りこぼしていた提案が1件でも成約すれば、時間の削減額を上回ります。
管理物件と入金のデータから収支報告書をAIが作り、担当者が確認したものがそのままオーナーに届きます。家賃の入金照合も、銀行のデータを取り込むと契約と自動で照合され、合わないものだけを確認すれば済むようになりました。
この導入事例で、削減時間が最も大きい取り組みです
ポータルに入っている契約データから、賃貸・売買の契約書をAIが作成します。担当者は内容を確認するだけです。
| 取り組み・業務 | 導入前(月) | 導入後(月) | 1件あたり |
|---|---|---|---|
| 顧客・契約・物件・買い需要を、1つに | |||
| 顧客・契約情報の探し物 | 40.0時間 | 2.7時間 | 8名×1日15分 → 1分 |
| 物件資料の取り込みと地図 | |||
| 物件データの入力 | 40.0時間 | 1.0時間 | 480件×5分 → 転送するだけ |
| 住所の位置確認 | 53.3時間 | 0時間 | 8名×1日20分 → 0分 |
| AI照合と案内文 | |||
| 案内先の洗い出し・案内文の作成 | 80.0時間 | 4.0時間 | 80件×60分 → 3分 |
| 収支報告書 | |||
| 収支報告書の作成 | 166.7時間 | 16.7時間 | 500通×20分 → 2分 |
| オーナーへの送付・連絡 | 41.7時間 | 4.2時間 | 500件×5分 → 30秒 |
| 家賃の入金照合 | 37.5時間 | 2.0時間 | 1,500戸×1.5分 → 合わないものだけ |
| 契約書 | |||
| 賃貸契約書 | 30.0時間 | 5.0時間 | 30件×60分 → 10分 |
| 売買契約書 | 10.0時間 | 1.7時間 | 5件×120分 → 20分 |
| 合計 | 500時間 | 37.3時間 | 月461.9時間の削減(93%減) |
時間以外にも、担当者が辞めても情報が残るようになり、「誰にどの物件を出すか」が担当者の記憶に頼らなくなりました。
算出条件:社員20名(営業担当8名)、時給2,500円(社会保険料込み)、フルタイム1人 月160時間・年1,920時間。業者の資料 月60枚(1枚平均8物件、月480物件)、案内対象 月80件、管理戸数1,500戸、オーナー500名(収支報告書 月500通)、賃貸契約 月30件、売買契約 月5件。金額は削減時間を人件費に換算したものです。
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