シン・社内ポータル株式会社ゆいち問題解決
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導入事例|不動産会社(売買仲介・賃貸管理)

紙の物件資料と収支報告書を、AIで自動化。
月500時間の業務が、37時間に。

首都圏の売買仲介・賃貸管理会社(社員20名、管理戸数1,500戸)

年間 約1,386万円 分の業務が、なくなりました。
導入前
月 500時間
導入後
月 37時間
93%減フルタイム社員 2.9人分
この導入事例のポイント

3行でわかる、この導入事例

  1. 「情報がバラバラなので、まとめたい」という1つの相談から、顧客・物件・契約・収支報告まで広げました
  2. 1枚に20物件が並ぶ物件資料の入力が、100分から20秒になりました
  3. 案内文も収支報告書も契約書も、AIが作り、人が確認してから送ります
お客様

どんな会社か

業種
売買仲介と賃貸管理の両方を行う不動産会社(首都圏)
規模
社員20名(うち営業担当8名)、管理戸数1,500戸、オーナー500名
働き方
営業担当は日中ほとんど外出していて、スマホで情報を見られることが前提
使っていたもの
Google Workspace、古い賃貸管理ソフト、Excelや個別のファイル
経緯

最初のご相談から、ここまで

  1. 最初のご相談は「情報をまとめたい」

    お話を伺うと、顧客・契約・保有物件・買い需要が、担当者の記憶と個別のファイルに散らばっていました。担当者が辞めたら情報が消える状態だったので、まずこれらを1つにまとめました。

  2. 顧客と物件を、地図で見たい

    顧客の住所と自社の保有物件を地図に出して社内で共有したい、売却済みの物件は自動で消したい、というご要望。外出先のスマホで見る使い方が中心なので、顧客と物件は同じ地図に重ねず、画面を切り替える形にしました。

  3. 届いた物件資料を、自動で一覧に

    業者から写真やPDFで届く物件資料を、自動で「売り物件」の一覧にしたいというご要望。どの資料から取り込んだかを後から追えること、取り込み日を残して古い情報を下げられることを条件に、項目は最初に届いた業者の帳票で決め、それ以外の情報は備考にまとめる方針で進めました。

  4. 買い需要とAIが照合し、案内文まで

    売り物件が自動で溜まり、お客様の買い需要が項目になったことで、入ってきた物件を全顧客の希望とAIが照合し、案内文の下書きまで出せるようになりました。

  5. 賃貸管理と契約書にも

    売買仲介に続いて、毎月500通の収支報告書と送付、家賃の入金照合、賃貸・売買の契約書の作成にも広げました。

作る順番は、失敗しても影響が小さく、成果がすぐ見えるところから。AIの取り込みは10件、50件、全量と、実際の資料で読み取りの精度を確かめながら進めました。

着手前の課題

何に困っていたか

  • 売買仲介顧客・契約・買い需要が、担当者の記憶と個別のファイルに点在。担当者が辞めると情報が消える
  • 売買仲介業者の物件資料は紙・FAX・スキャンしたPDF。1枚に10〜20物件が並び、書式も業者ごとにばらばら(「販売価格」「売出価格」、㎡と坪など)。入力が追いつかず、価値がありそうな物件だけを選んで登録していた
  • 売買仲介顧客と物件の位置関係が分からず、誰にどの物件を出すかは担当者が思い出せるかどうか次第。見えないところで機会損失が出ていた
  • 賃貸管理500オーナー分の収支報告書を毎月手作業で作成・送付。1,500戸分の家賃の入金を、銀行のデータと1件ずつ照合していた
  • 契約書賃貸・売買の契約書を、そのつど作成していた

これらの業務に、毎月500時間かかっていました。

作ったもの

何を作ったか

今お使いのGoogle Workspaceの上に、5つの仕組みを順に積み上げました。新しいシステムの入れ替えはありません。AIの読み取りにかかる費用は、資料1枚あたり数円程度です。

顧客・契約・物件・買い需要を、1つに

4つの情報を1つのポータルにまとめ、スマホからもすぐに見られるようにしました。

一番大事だったのは、お客様の買い需要を項目にすることです。エリア、予算の上限と下限、種別、面積、利回り、譲れない条件と妥協できる条件を、ヒアリングしながら決めました。照合まで見据えて項目を決めたことが、のちのAI照合につながっています。

物件資料を送るだけで、一覧と地図に

  • 専用アドレスへの転送、ドライブへのアップロード、業者の共有フォルダの3つの入口から、1時間ごとに自動で取り込み
  • AIが資料を読み取り、1物件1行に分ける。坪は㎡に、金額は数値に直す。斜めに撮った写真でも読める
  • 取り込んだ物件には元の資料へのリンクを残し、取り込み日と資料の日付を分けて鮮度を管理
  • 地図は顧客と物件を画面で切り替え。物件は「下げ」「期限切れ」になると自動で地図から消える

資料1枚(20物件)の入力 100分 → 20秒

入ってきた物件を、全顧客の希望とAIが照合

  1. エリア・価格帯・種別・面積・利回りで、まず機械的に絞り込む(ここはAIを使わない)
  2. AIが備考や物件の特徴を読み、希望に合うかを判定
  3. 顧客ごとにまとめる
  4. 案内文の下書きを作る
  5. 担当者が確認してから送る(自動送信はしない)

物件情報はAIに思い出させず、取り込んだデータから差し込むので、間違った情報が案内文に混ざりません。これまで取りこぼしていた提案が1件でも成約すれば、時間の削減額を上回ります。

500オーナー分の収支報告書を、AIが作成

管理物件と入金のデータから収支報告書をAIが作り、担当者が確認したものがそのままオーナーに届きます。家賃の入金照合も、銀行のデータを取り込むと契約と自動で照合され、合わないものだけを確認すれば済むようになりました。

この導入事例で、削減時間が最も大きい取り組みです

契約書を、登録済みのデータから作成

ポータルに入っている契約データから、賃貸・売買の契約書をAIが作成します。担当者は内容を確認するだけです。

品質と設計の工夫

安心して使うための工夫

  • 推測で埋めない。読み取れなかった項目は空欄のまま残す
  • 取り込んだばかりの物件には「未確認」の印を付け、原本を1タップで開ける
  • 賃料と価格から利回りを自動で計算し直し、資料とずれていれば要確認にする
  • 営業チラシなど物件情報ではない資料からは物件を作らず、要確認に回す
  • 案内文・収支報告書・契約書は、人が確認してから送る
数字で見る成果

業務ごとの時間の変化

取り組み・業務導入前(月)導入後(月)1件あたり
顧客・契約・物件・買い需要を、1つに
顧客・契約情報の探し物40.0時間2.7時間8名×1日15分 → 1分
物件資料の取り込みと地図
物件データの入力40.0時間1.0時間480件×5分 → 転送するだけ
住所の位置確認53.3時間0時間8名×1日20分 → 0分
AI照合と案内文
案内先の洗い出し・案内文の作成80.0時間4.0時間80件×60分 → 3分
収支報告書
収支報告書の作成166.7時間16.7時間500通×20分 → 2分
オーナーへの送付・連絡41.7時間4.2時間500件×5分 → 30秒
家賃の入金照合37.5時間2.0時間1,500戸×1.5分 → 合わないものだけ
契約書
賃貸契約書30.0時間5.0時間30件×60分 → 10分
売買契約書10.0時間1.7時間5件×120分 → 20分
合計500時間37.3時間月461.9時間の削減(93%減)
月の削減462時間
年間の削減5,540時間
人件費換算(年)約1,386万円
フルタイム社員2.9人分

時間以外にも、担当者が辞めても情報が残るようになり、「誰にどの物件を出すか」が担当者の記憶に頼らなくなりました。

算出条件:社員20名(営業担当8名)、時給2,500円(社会保険料込み)、フルタイム1人 月160時間・年1,920時間。業者の資料 月60枚(1枚平均8物件、月480物件)、案内対象 月80件、管理戸数1,500戸、オーナー500名(収支報告書 月500通)、賃貸契約 月30件、売買契約 月5件。金額は削減時間を人件費に換算したものです。

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